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日鋼広島争議[労]1949.6.11

日鋼広島争議[労]1949.6.11

   日本製鋼所では企業整備のため3営業所,5製作所の8599人中1223人,内広島2085人中622人の解雇を発表,次いで各個人にも通告した.全日本金属広島支部日鋼分会はこれに反対して地域の友誼団体の応援のもとに激しく闘い,会社は工場を閉鎖した.分会は応援労働者とともに工場を占拠したが,軍政部は退去を命じ,6月15日には警官1500人が構内に突入,双方多数の負傷者を出し,32人が検束され,分会員は排除された.その後第二組合が発生して多数となり,交渉は困難を極めたが,公傷者の解雇延期,退職金のほか金1000円支給,その他第一・第二組合ともほぼ同じ条件で妥結した.〔参〕中央労働時報1949年10月15日号.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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