国労第5回臨時大会[労]1948.9.30
国労第5回臨時大会[労]1948.9.30
大会直前の中央委員会で共産,革同など左派優勢の中闘への不信任案が可決されており,大会2日目にも激論のすえ中闘不信任案が圧倒的多数で可決された.その理由は,給与問題の未解決,争議権の地方移譲,マッカーサー書簡に対するあいまいな態度,職場離脱への不適切な対処などであった.その夜,中央委員会をひらいて本部三役,中央執行委員の改選を行ったが,その内訳は中立1人,民同13人,革同7人,共産2人とみられ,民同派優位が確立したと見られた.当面の闘争方針では〈マ書簡を尊重し,健全な組合運動の上に立ち,諸要求の貫徹をはかる〉とする修正案が可決された.〔参〕《国鉄労働組合20年史》1967.⇒1948[政]7.22.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。