全逓・国労,非常事態宣言[労]1948.7.30
全逓・国労,非常事態宣言[労]1948.7.30
労働基本権剥奪のマッカーサー書簡が出されるや,全逓は組織の最大危機とし,〈我々に与えられた歴史的使命を自覚し組織を守り憲法を擁護し民族の独立を守る為一大闘争の展開〉を訴え,国労も7月31日,〈ポツダム宣言完全履行と日本国憲法の完全実施,団結権・団交権・争議権の完全保証……日本国の完全独立〉を訴える宣言を発した.これが非常事態宣言であったが,このあと国労などで職場離脱闘争が行われた.〔参〕大河内一男編《資料戦後20年史》4,1966.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。