全逓の地域闘争方針[労]1947.11.2
全逓の地域闘争方針[労]1947.11.2
全逓は1947年11月2日から5日まで,松本市で第4回全国大会を開催し,地域闘争方針を決定した.この方針の基本的な考え方はつぎのようなものであった.地域闘争は,各地の地域的特殊性とインフレによる各地の物価のちがいから生ずる必然的な闘争形態であり,2・1ストで明らかになった組合の弱点を克服する真の実力闘争である.したがって,組合員は従来の幹部依存傾向を打破し,職場闘争を軸にしながらも,地域における日常活動を通して,農民・市民の苦しみや悩みを自分のものとして受けとめ,地方権力に対する共同闘争を高めることが大切であるとした.〔参〕全逓信労働組合編《全逓労働運動史》7巻,1973.⇒1948[労]2.25.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。