隠退蔵物資等に関する特別委員会[政]1947.7.12
隠退蔵物資等に関する特別委員会[政]1947.7.12
第2次大戦の敗戦時に不法に隠匿された旧軍関係物資の調査,摘発のために,7月25日衆院に設置されたもの.委員長には加藤勘十が就任し,12月には不当財産取引調査特別委員会に引き継がれた.横須賀・呉海軍工廠などを摘発し,その額は1948年3月までに2億2800万円にのぼり,物資は産業復興公団に引き渡された.こうした摘発は当初民間の手で行われていたが,政府も’46年2月の緊急措置令以降,摘発に着手していた.〔参〕衆議院・参議院編集《議会制度70年史・国会史・上》1961.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。