米,タフト=ハートレー法[国]1947.6.20
米,タフト=ハートレー法[国]1947.6.20
戦後のスト攻勢に対する警戒感から,1946年秋の選挙で共和党が大勝すると労働組合規制の動向が明らかとなり,労働組合の反対や大統領の拒否権行使にもかかわらず,ワグナー法を改訂する1947年労使関係法(通称タフト=ハートレー法)が成立した.この法律は,労使関係の基本構造としてワグナー法を継承したが,労働組合にも不当労働行為制度を適用して活動を制限したほか,スト冷却期間,緊急のスト禁止制度の設置,組合役員への非共産主義者宣誓の強制などを盛り込んだ.このため,労働組合の内部運営に政府が介入できるようになった.〔参〕桂皋《タフト・ハートレー法の話》1948.⇒1935[国]7.5.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。