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復金インフレ[経]1947.1.25

復金インフレ[経]1947.1.25

   1947年度から’48年度にかけてのインフレーションが〈復金インフレ〉とよばれている.全額政府出資の特殊金融機関として設立された復興金融金庫は,鉄鋼と石炭を中心とする重要産業に資金と資材を重点的に投入し,そのことによって産業全体の復興を達成しようとする〈傾斜生産方式〉を,融資の面から支える機関と位置づけられた.しかも,復興金融金庫の融資の財源は,そのほとんどが日本銀行直接引き受けの債券(復金債)の発行に頼っていたため,その大量の融資は通貨の増発を招き,インフレーションの原因になった.〔参〕有沢広巳監修《昭和経済史》1976.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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