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電産争議[労]1946.10.7

電産争議[労]1946.10.7

   産別10月闘争における中心的争議.9月16日,生活費を基準とする最賃制確立など諸要求を提出.10月7日,初の交渉を行ったがすぐに決裂した.18日から5分間停電ストが行われ,23日からは一部工場の午前中停電など実力行使が行われた.政府は19日,労働関係調整法(10月13日施行)の初の適用を決定し強制調停にふみきった.中労委は11月5日調停案を提示したが,政府はこの案に反対し会社側は拒否した.11月27日,組合側は12月2日正午から5時までの全国停電を指令し,事態は重大なヤマ場を迎えた.ここに至り急転直下,解決に向かい,11月30日に仮協定成立,12月22日に正式調印が行われ争議は解決した.この争議で生みだされたのが〈電産型賃金〉であった.〔参〕東大社会科学研究所編《電産10月闘争》1979.⇒1947[労]5.6.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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