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産別会議(全日本産業別労働組合会議)[労]1946.8.19

産別会議(全日本産業別労働組合会議)[労]1946.8.19

   戦後初期における〈左派〉労働組合のナショナルセンター.最初に発足した産業別単一組合の日本新聞通信労組のよびかけで,産別会議準備会が開かれ,6月に準備大会,8月に産別会議結成大会が開かれ,宣言・綱領・規約・当面の闘争方針や役員が決定された.結成大会における産別会議の勢力は21組合,155万9619人,全組織労働者の41%にのぼり,右派の総同盟より大きな組織となった.その綱領は労働者の基本的要求10項目をすべて〈闘う〉の語でむすぶ戦闘的なもので,規約の原則は,共闘の機関・政党支持自由・労組のボス化排除・幹部に対する批判の自由におかれた.幹部には議長聴濤克巳(日本新聞通信労組〉をはじめ結成に献身した共産党員が多く,その強い影響を免れなかった.また組合役員選出に当たっては,〈現役主義〉を採った.〔参〕労働運動史研究会編《労働運動史研究》53号,1970.⇒1946[労]10.1,1946[労]11.1.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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