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経済安定本部[経]1946.8.12

経済安定本部[経]1946.8.12

   〈安本〉は,〈経済危機緊急対策〉(1946.2.16)の推進本部として構想され,またGHQからも米国の経済安定局を念頭において設置が提案されていたが,その後の政局の動揺などのため発足が遅れていた.首相-長官の下に5つの部を置いて,各省庁を越えて物資の生産・配給・消費,労務,物価,金融,輸送などに関して企画立案し,各省庁を統合調整する日本経済復興のための中枢機関とされた.片山内閣段階では,経済復興会議と連絡,予算編成権で大蔵省と競合する新しい官僚機構となり,計画経済推進の基軸となったが,ドッジ・ライン以降比重を減じ,やがて,現在の経済企画庁に改組された.〔参〕経済企画庁編《経済安定本部史》1964.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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