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社会秩序保持に関する声明[政]1946.6.13

社会秩序保持に関する声明[政]1946.6.13

   戦後初の総選挙につづく自由党吉田首相の組閣は難航した.その背景には戦後インフレと食糧危機の打開を求める労働者と国民大衆の高揚した運動があった.戦後争議を特徴づける生産管理闘争,戦後初の第17回メーデー,〈米よこせ〉デモなどをへて〈食糧メーデー〉で戦後大衆運動のひとつのピークをむかえていた.しかし,翌5月20日のマッカーサー声明は,最近の一連のデモ事件は占領政策に反すると警告した.ようやく組閣を終えた吉田内閣は6月13日に政府声明を発し,大衆運動に対する積極的な取締り方針を示すとともに〈生産管理なるものは正当な争議行為とは認め難い〉とその否認の態度を明らかにした.〔参〕山本潔《戦後危機における労働運動》1977.⇒1946[経]7.17.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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