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マッカーサー,大衆示威に警告[政]1946.5.20

マッカーサー,大衆示威に警告[政]1946.5.20

   敗戦後間もなく食糧危機突破と民主革命の声が高まり,5月19日,25万人が参加した飯米獲得人民大会が皇居前広場で開かれ,民主戦線の即時結成が決議された.職場では生産・業務管理闘争がなお展開され,内閣の空白も生じていた.GHQ総司令官マッカーサーは,大衆デモの高まりに対し,5月20日声明を発表し,〈今日既にその兆しを見る如き秩序なき暴力行為は今後絶対に許容されない〉と警告した.その結果,食糧メーデーに盛り上がった大衆運動は一時沈静化し,この警告は政治危機克服の契機となったのである.〔参〕《資料労働運動史・昭和20~21年》.大河内一男・松尾洋《日本労働組合物語》戦後Ⅰ,1969.⇒1946[政]6.13,1947[政]1.31.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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