ドイツ社会主義統一党（ＳＥＤ）［国］１９４６．４．２１

   ソ連占領地区の共産党と社会民主党がソ連の圧力の下で合併して結成された．冷戦の進行とともに，旧社会民主党員を追放して，東独の事実上の支配政党となり，’８０年代後半には党員は候補を含め２３０万人を数えたが，１９８９年のホーネッカー指導部の退陣後，脱党者が急増した．同年１２月に臨時党大会を開き，新指導機関として執行委員会を選び，党名を社会主義統一党・民主社会主義党（ＳＥＤ・ＰＤＳ）に変更，’９０年２月２４～２５日には，党名を〈民主社会主義党〉に再度変更して，再出発した．〔参〕Ｇ－Ｊ．グレースナー《ドイツ統一過程の研究》１９９３．

大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』（労働旬報社、1995年）に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。