第22回総選挙[政]1946.4.10
第22回総選挙[政]1946.4.10
第2次大戦後,第1回目の総選挙には,258の政党から諸派・無所属を含め2770人が立候補した.このうちで,10人以上の候補者を立てた政党は11にすぎず,1人1党が184を数えた.わが国初の婦人参政権を認めた選挙であり,東京その他の1道3府5県のみが2区制,他は全県1区という中選挙区制であった.投票方式は,定員4人から11人が2名以内の連記制,11人以上が3名以内の連記制であった.総選挙の前に,主として政界からの公職追放が行われたが,選挙の結果は,既成政党系の地盤の強さを示すものとなった.自由党141,進歩党93,社会党92,協同党14,共産党5,等である.〔参〕《読売政治年鑑・1947年版》.⇒1947[政]4.25.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。