民主人民連盟準備会[社]1946.4.3
民主人民連盟準備会[社]1946.4.3
山川均の主導のもとに,野坂参三歓迎国民大会を契機とする民主人民戦線運動の高まりのなかで結成された.政治的統一戦線の形成を前提にそれを推進する政治団体として成立したが,産別会議(準)・総同盟(準)・日農・日本アナーキスト連盟など69団体に加えて,高野岩三郎・野坂参三ら多数が個人加盟をし,さらに幣原内閣打倒人民大会の統一行動を展開するなど,事実上統一戦線を担うものとなっていた.1946年5月社会党が救国民主連盟を提唱するや,個人加盟制に改組して参加する方針をとった.民主人民連盟の正式結成は’46年7月21日であったが,それ以前の準備会段階の動きが主要な動向となっている.〔参〕労働運動史研究会編《日本の統一戦線運動》1976.⇒1946[社]1.10.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。