東宝争議(第1次)[労]1946.3.23
東宝争議(第1次)[労]1946.3.23
全東宝の単一組合結成(2月17日)にともない,組合側は2次にわたり要求を出した.これに対し会社側は2月26日までにほぼこれらの要求を認めた.組合側が3月10日,第3次要求を提出したのに対し,会社側は回答を延期するとともに,要求の修正を求めた.組合側は日劇で組合臨時大会を開催,撮影所の生産管理,本社・各劇場の経営管理を決議した.劇場無料公開の宣伝等により,4月3日会社側は第3次要求の全面受け入れを承認,6日組合側は闘争打切り宣言を行った.この争議後,全日本映画労働組合の共同闘争により,日映・松竹・大映などが単一組合を結成し待遇改善等を獲得した.〔参〕《日本労働年鑑》22集.⇒1946[労]4.28.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。