〈鉄のカーテン〉演説[国]1946.3.5
〈鉄のカーテン〉演説[国]1946.3.5
イギリスの保守党党首チャーチルが,アメリカのフルトンでおこなった演説で,〈バルト海のシュテティンからアドリア海のトリエステまで,大陸を横切って鉄のカーテンがおろされた〉という部分が,冷戦下でのヨーロッパの東西分断を象徴的に示すものとして有名になった.ただしこの時点では,《ザ・タイムズ》がこの演説に触れつつ,〈西欧民主主義と共産主義は共に相方から学ぶべきものをもっている〉と論じていたことに示されるように,冷戦的な見解は西側でもまだ一般的になってはいなかった.〔参〕柳沢英二郎《戦後国際政治史・Ⅰ》1974.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。