関東労協（関東地方労働組合協議会）［労］１９４６．１．２７

   共産党の強い影響のもと，各地域別労組協議会を結集し，東京・神奈川を中心に全関東規模で結成された協議会（議長伊藤憲一）．単位労組結成の急進展に伴い，この地域的結合を意図するものとして，１９４５年１２月末，まず神奈川工代会議が，ついで東京の城西・城南・城東地区でも協議会が結成された．こうした地域的結合の進展のうえに，’４６年１月２７日，関東労協が結成され，思想・信教・政党支持の自由を掲げ，全国協議会化を指向した．だが実際は産業別・企業別の組織化の進展のなかで，全国化の計画は実現しなかった．〔参〕《資料労働運動史・昭和２０～２１年》．

大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』（労働旬報社、1995年）に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。