野坂参三歓迎国民大会[社]1946.1.26
野坂参三歓迎国民大会[社]1946.1.26
亡命生活16年を過ごした共産党の指導者・野坂参三の帰国歓迎会は,東京・日比谷公園に5万余の民衆を集めて開かれた.大会委員長山川均の挨拶のほか,水谷長三郎,神近市子,細川嘉六,室伏高信,片山哲,加藤勘十,徳田球一等が登壇した.民衆の人民戦線への期待が,この歓迎会を盛んなものとした.この歓迎会で野坂は,民主戦線について〈戦線結成の条件はいまや熟しつつある〉と演説した.大会のあと,3月9日に,山川均の提唱で〈民主人民戦線〉のための世話人会が開かれ,野坂参三,石橋湛山,長谷川如是閑,大内兵衛,横田喜三郎,高野岩三郎,安部磯雄,荒畑寒村,森戸辰男等が参加した.〔参〕《読売政治年鑑・1947年版》.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。