法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青

ホーム   >    研究活動・刊行物    >   デジタルライブラリー   >    『社会・労働運動大年表』解説編    >   自由戦士出獄歓迎人民大会[社]1945.10.10

自由戦士出獄歓迎人民大会[社]1945.10.10

自由戦士出獄歓迎人民大会[社]1945.10.10

   GHQの人権指令で自由を得た政治犯は,10月10日までに2500人に及んだ.この日徳田球一・志賀義雄ら日本共産党幹部12人が東京・府中予防拘禁所から出獄し,それを歓迎するため解放運動犠牲者救援会の主催で開催された.徳田と志賀は米軍による事情聴取で出席できなかったが,布施辰治・栗林敏夫・伊藤憲一らが壇上から天皇制体制下の弾圧について訴え,会場では〈人民に訴ふ〉が配布された.また,この大会で連合国の進駐により日本の民主主義革命の端緒が開かれたとの占領軍に対する謝意が表されている.同時に,天皇制の打倒が訴えられた.集会のあと街頭デモに移り,GHQ本部前で〈解放軍万歳〉を三唱して解散し,これが日本共産党の合法的再建活動の第一歩となった.〔参〕《資料労働運動史・昭和20-21年》.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

ページトップへ