民権自由制限撤廃の覚書[政]1945.10.4
民権自由制限撤廃の覚書[政]1945.10.4
GHQが日本政府に出した指令で人権指令ともよばれる.天皇制批判の制限や思想・宗教の制限に関する法律・勅令などいっさいの廃止を命じた.具体的には治安維持法,思想犯保護観察法,国防保安法,軍機保護法,宗教団体法など15の法令の廃止と,これによる拘留者を10月10日までに釈放するよう命じたもの.東久邇内閣はこの覚書は実行できないとして総辞職した.〔参〕竹前栄治《占領戦後史》1980.⇒1945[政]10.10.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。