ポツダム緊急勅令[政]1945.9.20
ポツダム緊急勅令[政]1945.9.20
正式名称は〈ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件〉.日本占領にあたる連合国軍最高司令官(SCAP)の日本政府に対し発する指令を実行するための法的措置であった.その内容は,SCAPの要求を実施するために,政府は勅令,閣令,省令を発して所要の定をすることができるという包括的な規定である。これにもとづいてだされた治安維持法廃止や公職追放の勅令を〈ポツダム勅令〉,新憲法施行後の政令を〈ポツダム政令〉と呼んだ.例えば’46年2月23日の公職追放令はポツダム勅令,’48年7月31日の公務員のスト禁止の政令201号はポツダム政令である.〔参〕《資料・戦後20年史・1》.⇒1945[政]8.14.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。