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終戦の詔勅[政]1945.8.15

終戦の詔勅[政]1945.8.15

   1945年8月14日午前10時50分頃から,天皇の召集による御前会議が開かれ,天皇の裁断によって,正午頃ポツダム宣言の無条件受諾が決定した.日本の降伏が最終的に決定したのである.これを国民に知らせるために,午後の閣議で詔書案の審議が行われ,最終的に各大臣の副署が終わり,天皇の裁可を得たのは同日午後11時ごろであった.詔書の日付は8月14日であるが,天皇自身の録音放送が行われたのは翌15日正午で国民はこのときはじめて敗戦の事実を知らされたのであった.詔書の内容は,〈戦局必ずしも好転せず〉とし,民族の滅亡を避けるために宣言を受諾するが,〈国体を護持し得て〉総力を将来の建設に続けるようにとの趣旨であった.〔参〕外務省編《終戦史録》1952.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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