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花岡事件[労]1945.6.30

花岡事件[労]1945.6.30

   中国人強制連行本格化に伴い,日本最大の黒鉛鉱山として知られた秋田県花岡鉱山では,同和鉱業監督下に298人,鹿島組には1944年7月~’45年5月まで3次にわたり計986人が配置された.このうち鹿島組中山寮の中国人労働者は,6月までの死者が137人に達するほどの残酷な管理下に置かれ,この日850人が一斉蜂起した.翌7月1日,憲兵・警察・警防団などが出動,蜂起の主流部隊は付近の獅子ヶ森山にこもり抗戦したが間もなく弾圧され,その他の者も1週間のうちに逮捕された.花岡鉱山の中国人犠牲者は,この事件後の拷問による虐殺を含め,連行以来’45年末まで420人に達した.〔参〕花岡の地日中不再戦友好碑をまもる会《花岡事件40周年記念集会の記録》1986.⇒1943[文]5.-.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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