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ヴァルキザ協定[国]1945.1.3

ヴァルキザ協定[国]1945.1.3

   1944年11月のギリシア解放後,対独抵抗の主力だった民族解放戦線・人民解放軍と,その武装解除を要求する英軍との対立は武力衝突にまで発展した.’45年1月の休戦につづき,2月にこの協定が締結されて事態は一応収拾された.協定はさまざまな民主化措置と制憲議会選挙の実施を約し,民族解放戦線と共産党の合法政党としての地位を保障する一方,人民解放軍の解散を定めた.これには前年の英ソ秘密合意が影響したとみられ,協定自体も〈旧体制〉の復活の兆しとともにしだいに空洞化された.〔参〕油井大三郎《戦後世界秩序の形成》1985.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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