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伊,国民解放委員会[国]1943.9.9

伊,国民解放委員会[国]1943.9.9

   自由・キリスト教民主・行動・社会・共産などの6党が連合し,独軍とファシズムに対する闘争の指導機関として結成された.ローマに中央機関を置き主要都市に設立されたが,政党間・地域間に対立の要素をはらんでいた.連合軍によって解放された南部では英米占領下の新政府に加わったのに対し,独軍支配下の北部では上部イタリア解放委員会が武装レジスタンスを遂行し,自力解放をなしとげた.ローマの穏健派と北部で強い左派との対立は解放後にもちこされ,労使関係の枠組形成にも影響を与えた.しかし改革の志向は抑制され,穏健派が戦後政治の主導権を握った.〔参〕森田鉄郎編《イタリア史》1976.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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