中国人強制連行[文]1943.5.-
中国人強制連行[文]1943.5.-
政府は深刻な労働力不足に対し朝鮮人の強制連行につづき1942年11月27日閣議決定〈華人労務者内地移動に関する件〉をもって中国人労働者の連行を決定した.’43年以降軍警による〈労工狩り〉〈供出〉とよばれた強制連行が始められ,主に山東省・河北省などで4万1762人が集められた.日本国内へは3万8939人が送られ,35社の鉱山・炭山・荷役・土木など135事業場で過酷な労働に従事させられ,そのため,6872人の人々が死亡した.敗戦後,帰国できたのは3万0737人であった.〔参〕中国人強制連行事件資料編集委員会《草の墓標》1964.⇒1939[政]7.28,1945[労]6.30.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。