仏,レジスタンス全国評議会(CNR)[国]1943.5.27
仏,レジスタンス全国評議会(CNR)[国]1943.5.27
反ヴィシー体制派による全国的なレジスタンス運動の組織.南北のレジスタンス組織のほか,再建された政党や労働組合などを加えて結成され,議長にはムーランが就任した.ヴィシー体制内反独派ジロー将軍の指導権を否認し,ドゴールをフランス国民の利益の管理者として承認して臨時政府樹立を要求する決議を行った.ドゴール派と共産党との対立などを内に含みながらも,1944年3月15日,ジャコバン的愛国主義と経済的民主主義を強く打ち出した綱領(CNR綱領)を作成,戦後経済改革の基本路線を提起した.〔参〕中木康夫《フランス政治史・中》1975.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。