太平洋戦争[政]1941.12.8
太平洋戦争[政]1941.12.8
ドイツ,イタリアとともにファッショ陣営を形成していた日本は,対英米開戦により全面的な世界戦争へ突入した.この戦争には,ファシズム対民主主義,帝国主義対民族解放闘争,ならびに帝国主義国相互の争いという三重の性格があるが,最大の被害者は各国の民衆,とりわけ植民地の民衆であった.太平洋戦争というと対英米戦のみをイメージしがちであるが,負傷者・死者とも最も多いのは,中国・朝鮮ならびに東南アジアの国々であった.そのため,〈アジア・太平洋戦争〉という呼称も提唱されている.〔参〕木坂順一郎《昭和の歴史・7 太平洋戦争》1982.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。