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ゾルゲ事件[政]1941.10.15

ゾルゲ事件[政]1941.10.15

   ソ連赤軍諜報機関関係者の検挙事件、赤軍第4本部所属のゾルゲは,日本の対ソ攻撃計画を知るため,ドイツ新聞社の通信員・ナチス党員となり,1933年9月来日した.’34年5月ゾルゲは上海で情報活動に従事中に知りあった尾崎秀実と連絡を回復,情報組織を確立した.尾崎は近衛内閣嘱託,満鉄調査部等に在職,この間西園寺公一・犬養健ほか革新官僚に接近,ゾルゲもドイツ大使館情報官となり,独ソ戦の予知,’41年9月の御前会議決定の通報などの成果をあげた.伊藤律の自供により組織が発覚.尾崎・ゾルゲら20数人が逮捕され尾崎・ゾルゲ両名は処刑された.近年,尾崎の政治工作者の側面が注目されている.〔参〕《現代史資料1~3ゾルゲ事件〉1962.尾崎秀樹《ゾルゲ事件》1963.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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