大西洋憲章[国]1941.8.9
大西洋憲章[国]1941.8.9
第2次世界大戦中,ローズヴェルト米大統領とチャーチル英首相が大西洋上の米巡洋艦〈オーガスタ〉上で会談し取り決めた両国の戦争目的・戦後処理に関する共同宣言.拡張主義の否定,関係諸国民の意志に反する領土変更の否定,国民の自由意志にもとづく政治形態の選択,通商の自由,経済上の相互協力,恐怖と欠乏からの自由,公海の自由,侵略国の武装解除と各国の軍備負担の軽減などを謳った.当時なお参戦していなかったアメリカの反枢軸的立場を国内外に表明すると同時に,その後の連合国間の協力,国際連合設立の基礎となった.〔参〕アメリカ学会訳編《原典アメリカ史》別巻,1958.⇒1945[国]4.25.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。