大日本興亜同盟［社］１９４１．７．６

   アジア問題に関する思想団体・運動団体の連合組織．１９４０年１１月王兆銘政権との日華基本条約調印，日満華三国共同宣言を契機として近衛内閣はこれら団体の統制に乗り出した．とくに石原莞爾らの東亜聯盟運動の抑圧・統制が意図され，大政翼賛会の外廓団体として５３団体を加盟させ発足した．総裁は大政翼賛会の総裁＝首相の兼任，総務委員長林銑十郎，理事長永井柳太郎．’４３年５月大政翼賛会につくられた興亜総本部に吸収解体された．〔参〕翼賛国民運動史刊行会編《翼賛国民運動史》１９５４．⇒１９４０［政］１０．１２．

大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』（労働旬報社、1995年）に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。