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大政翼賛会[政]1940.10.12

大政翼賛会[政]1940.10.12

   〈高度国防国家〉の中核体として第2次近衛内閣の下で成立,ファシズム体制確立の画期となった.国民組織を基盤とし,〈高度の政治性〉を有する組織として結成されたが,観念右翼・一部の議会勢力の攻撃を浴び,1941年1月には〈公事結社〉とされるに至り,以後行政補助機関化が進行した.翼賛会の下で国民の組織化はいっそう進展し,’42年6月には大日本産業報国会・商業報国会等の官製国民運動6団体を傘下に統合し,8月には町内会・部落会・隣組を翼賛会の下部組織に編入した.’45年6月に国民義勇隊に発展解消するまで,ファッショ的国民支配の中核組織として機能した.〔参〕下中弥三郎編《翼賛国民運動史》1954.⇒1945[政]3.23.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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