出版工クラブ偽装解散[労]1940.3.-
出版工クラブ偽装解散[労]1940.3.-
戦時下に粘り強く活動を続けた労働組織に出版工クラブがある.1940年にほとんどの労働組合が解散に追い込まれたが,出版工クラブも同年3月に警察当局より解消勧告を受けた.これに対し同クラブは,8月にニセの解散式を行い,当局の目をのがれながら,以後も’43年頃まで限られた範囲内ではあるが活動を続け,’41年には明文社の経営管理なども行った.〔参〕杉浦正男《若者は嵐に負けない》1981.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。