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朝鮮人労働者強制連行[政]1939.7.28

朝鮮人労働者強制連行[政]1939.7.28

   内務厚生次官通牒〈朝鮮人労働者内地移住に関する件〉にもとづき,国内戦時労働力不足を補うため,朝鮮人を強制的に日本に連行した.1939年9月から’45年まで約150万人が連行され,炭鉱60万人をはじめ,軍工事・ダム・鉱山・港湾・八幡製鉄などの重要産業で労働に従事した.労働は過酷で食糧は不足し,賃金は強制貯金させられたうえ〈皇民化〉まで強要された.朝鮮人労働者はスト・サボタージュ・逃亡などで抵抗したが,逃亡者には制裁が加えられ死亡者も続出した.事故などの死傷者は30万人に達するといわれる.〔参〕朴慶植《朝鮮人強制連行の記録》1965.戸塚秀夫〈日本帝国主義の崩壊と「移入朝鮮人」労働者〉(隅谷三喜男編著《日本労使関係史論》1977).⇒1943[文]5.-.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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