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社大党・東方会合同問題[社]1939.2.9

社大党・東方会合同問題[社]1939.2.9

   近衛内閣崩壊後,1939年1月中旬,社大党三輪寿壮・東方会中野正剛の間で階級闘争否定の国民戦線結成のため両党合同で意見が一致し,以後,両党間で秘密折衝がつづけられ,国民同盟も含めた新党が構想された.国民同盟の離脱後,2月9日両党合同を共同宣言して準備会が発足,14日,日本革新農村協議会との3者合同と結党大会が決定された.しかし,社大党内で西尾末広・松岡駒吉ら社民派の反対,さらに役員問題で合同は暗礁にのり上げた.安部委員長が不参加を声明したことで,2月22日麻生・三輪らと東方会中野らが会合,〈機いまだ熟せず〉として,合同は失敗に帰した.〔参〕成田喜一郎〈社会大衆党における《新党運動》〉(歴史評論342号,1978).




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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