皇国海員同盟[労]1938.10.14
皇国海員同盟[労]1938.10.14
日本主義へ大きく転換した海員組合は,労働組合会議を脱退し,海員協会とともに皇国海員同盟を結成,時局に迎合した.綱領は,日本精神の高揚・産業報国の完壁・皇国海運の発展を期すなどであった.これら海員2団体は,脱退した組合会議との間に新連絡機関として労働国策協会を発足させた.海員組合はその後1940年9月解散し,海運報国団に移行した.〔参〕米田富士雄《現代日本海運史観》1978.《逓信事業史》6巻,1940.⇒1938[労]5.7.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。