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海員組合,日本主義へ転換[労]1938.5.7

海員組合,日本主義へ転換[労]1938.5.7

   1937年3月新旧海員組合が合同し,国体観念の把握と国家産業への協力声明を発表した.日中戦争の開始,議会における海員組合の反国体思想の追究などによってさらに日本主義への傾斜を強めていったが,ITFからの脱退・海上国民精神総動員聯盟の結成につづき,’38年5月綱領の改正となった.労働組合主義・無産階級の解放などにかわり,国体の本義と日本精神の高揚などがもられた.〔参〕小林正彬《海運業の労働問題》1980.⇒1938[労]10.14.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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