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大日本農民組合[社]1938.2.6

大日本農民組合[社]1938.2.6

   1938年1月16日の全農内の反社大党グループによる全体主義農民運動を標榜する日本農民聯盟(小山亮)の結成と2月1日の人民戦線第2次検挙に直面した社大党支持グループは,全農を解体し新たに反共産主義・反人民戦線の立場に立つ全国組織として大日本農民組合を結成した.綱領に〈勤労奉仕の精神〉〈農業生産力維持増大〉〈農村生活の改善〉〈資本主義の改革〉を謳い,戦時体制に対応した農民組合の右翼的再編を行った.組合長杉山元治郎,主事三宅正一,理事三輪寿壮・前川正一など9人が占め,’38年末に1道2府32県に組織を有し1万7085人の組合員を有していた.〔参〕青木恵一郎《日本農民運動史料集成》3巻.1977.⇒1939[社]11.29,1940[社]8.15。




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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