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《嘉信》[文]1938.1.-

《嘉信》[文]1938.1.-

   1937年の〈国家の理想〉論文を契機に辞職に追いこまれた前東大教授矢内原忠雄は,キリスト教伝道を目的に’32年11月から発行していた《通信》を,’38年1月に《嘉信》と改題し,戦争疲弊下にある庶民に対し,弱者への福音の慰めと正義・平和を説いた.しかし,侵略戦争の不正義を主張したためたびたび発禁処分を受け’44年末には廃刊を申し渡されたが,《嘉信通信》と改めて発行をつづけた.〔参〕藤田若雄《矢内原忠雄》1967.《嘉信(復刻版)》1967.⇒1937[文]11.24.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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