全総,銃後3大運動[労]1938.1.19
全総,銃後3大運動[労]1938.1.19
全総は1937年10月の大会で,罷業絶滅宣言を行い戦争への協力方針を打ち出した.同大会ではまた,出征将士や遺家族への募金運動・愛国公債を買うための月掛貯金運動・産業平和運動の,いわゆる銃後3大運動への取り組みが決定された.次いで’38年1月19日の中央委員会は,銃後3大運動の積極化を図る方針を決定した.この決定に基づき,全総は,関係会社工場に対し産業協力委員会の設置・銃後産業協力宣誓式の挙行等を提唱し,さらに労資・官民に呼びかけて,1月28日に東京で東京銃後産業協力労資懇談会を,2月11日には東京・京都・神戸その他各地で銃後産業協力大会を開催した.2月11日の大会では,関係資本家・官僚の出席の下に〈皇軍の武運長久〉を祈願した.〔参〕《総同盟50年史》2巻,1966.⇒1938[労]3.24.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。