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厚生省[政]1938.1.11

厚生省[政]1938.1.11

   戦時体制下の労働力動員を円滑にし国民の体位向上をはかるために,第1次近衛内閣は社会保険・事業及び労働に関する事務を専管する独立の省の設置を企図した.当初社会保険省という名称が考えられたが,〈社会〉という用語が枢密院の反対にあい1938年1月厚生省として発足した.厚生省は軍部の要請に基づき国防国家建設という目的にそうかぎりにおいて国民福祉の向上をめざし,国民健康保険法・船員保険法等の戦時社会政策を次々に成立させていった.戦後’47年に労働省が新設されるに伴って,労働行政は労働省に譲り,社会保険・医療などに関する行政機関となった.〔参〕菅谷章《日本社会政策史論》1978.《厚生省20年史》1960.⇒1947[政]9.1.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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