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三菱重工名古屋航空機製作所争議[労]1937.5.6

三菱重工名古屋航空機製作所争議[労]1937.5.6

   1937年4月の愛知時計争議後,三菱航空機・日本毛織名古屋人絹工場・大東紡名古屋工場・豊田紡など愛知県下の代表的工場で争議が続発した.三菱重工名古屋航空機製作所では,愛知時計争議の影響で従業員が動揺するのを防ぐべく,4月28日に1割賃上げを発表した.しかし,これが発表どおり実行されなかったため,単価の無断切り下げや賄賂の横行などでうっ積していた従業員の不満が爆発し,5月6日頃から怠業が始まった.会社側は工場委員会を開いて争議の収拾を図り,また怠業者への抑圧を強めたが,従業員側は5月9日に従業員大会を開催して結束を固め,5月10日名古屋憲兵隊の斡旋により有利な条件で争議を終息させた.〔参〕《社会運動の状況(1937年版)》.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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