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第20回総選挙[政]1937.4.30

第20回総選挙[政]1937.4.30

   1937年3月31日林内閣は多数派形成をねらい,予算案成立後,いわゆる〈食い逃げ解散〉を行った.内務省は,軍部の要求をとり入れ,〈準戦時体制〉の重圧を背景に反戦・反軍的言論に対し徹底的な抑圧方針をとった.さらに政府は総選挙を機に国民の国家意識高揚を図るべく教化宣伝を重視した.4月30日投票(投票率70%).結果は政友175,民政179,社大37,昭和会19,国民同盟,東方会各11,日無1と多数派形成に失敗し,林内閣は総辞職した.社大党は,反ファッショ票を集め得票率でも9.9%と戦前最高を記録したが,その右傾化も進んだ.〔参〕升味準之輔《日本政党史論》6巻,1980.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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