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陸軍工廠労働者の組合加入禁止[政]1936.9.10

陸軍工廠労働者の組合加入禁止[政]1936.9.10

   陸軍省造兵廠長官は,この日,従業員の団体行動を禁止するとともに一切の労働団体との絶縁を求め,違反者は解雇するとの指令を発した.これにより名古屋・大阪・小倉の工廠にあった労働組合は解体し,それらを主力とする官業労働総同盟は壊滅的な打撃をうけた.この指令の直接の狙いは,2.26事件後の陸軍関係者に対する軍上層部の統制強化であったが,その遂行は準戦時体制下の労働組合禁圧の第1歩となった.〔参〕内藤則邦〈陸軍の労組否認と団結権擁護運動〉(《労働経済と労働運動》1966).




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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