日章旗抹消事件[国]1936.8.25
日章旗抹消事件[国]1936.8.25
ベルリン五輪のマラソンに優勝した孫基禎選手の写真を,東亜日報が日章旗を消して掲載したことにより,同紙は無期停刊処分を受けた.このため15日に同様の写真を掲載していた朝鮮中央日報は自主休刊し,ついには廃刊した.東亜日報は翌6月に停刊を解除されたが,それは〈朝鮮統治の翼賛を期する〉という社告を発表してなされたものであった.〔参〕鎌田忠良《日章旗とマラソン》1984.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。