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第19回総選挙[政]1936.2.20

第19回総選挙[政]1936.2.20

   1月21日の政友会の不信任案提出をうけて議会は解散し,2月20日投票が行われた(投票率78%).国体明徴運動のなかで,民政党は岡田内閣支持を,政友会は反岡田内閣・国体明徴の徹底を主張した.結果は民政205,政友171,昭和会22,社大18,国民同盟15,その他35であった.無産派の躍進は著しく,社大その他無産団体合わせて22人を当選させた.社大党の進出は,麻生らの親軍的動きも一因であるが,加藤勘十が〈帝国主義戦争反対・軍事予算反対〉を唱えて全国最高点で当選したように,総体的には国民の非常時の重圧への反対,軍部などのファッショ的動向への批判や不安感の表明であった.〔参〕粟屋憲太郎〈1936,37年総選挙について〉(日本史研究146号).⇒1937[政]4.30.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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