全日本労働総同盟(全総)[労]1936.1.15
全日本労働総同盟(全総)[労]1936.1.15
1935年5月以降合同に向けて折衝を続けてきた総同盟と全労は,この日大会を開いて正式に合同し,全総を結成した.会長には総同盟の松岡駒吉,総主事には全労の菊川忠雄が就任した.組合員数は公称10万,内務省調べでも7万2千人で組織労働者の17%を占めた.全総の綱領は総同盟のそれをほとんどひきついだものであり,全総の結成は,’30年代初頭から進められてきた右派組合主導の労働戦線の統一の頂点となるものであった.〔参〕神田文人《日本の統一戦線運動》1979.⇒1939[労]7.18.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。