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豊川鉄道争議[労]1935.8.26

豊川鉄道争議[労]1935.8.26

   〈新官僚〉が日本主義労働組合を育成したとして問題化した争議.はじめは自然発生的な労使紛争であったが,警察の指導・援助のもとに組合側が華々しい勝利をおさめ,これを機に東三河地方に日本主義労働組合があいついで結成された.だが組合が経営参加を求めたことから,経営側の反撃によって11月に再び争議がおこった.警察はこの時も積極的に介入し,経営側の組合つぶしを封じたが,経営参加については組合側の要求を否定した.前回争議における一部警官の行き過ぎを手直しするとともに,組合の闘争的な姿勢に枠をはめたのである.〔参〕三輪泰史《日本ファシズムと労働運動》1988.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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