加藤勘十渡米[労]1935.5.23
加藤勘十渡米[労]1935.5.23
ニューヨーク滞在の野坂参三が,アメリカ共産党書記長ブラウダーをつうじてAFL内左派組合の招待の形で,加藤勘十を招いた.滞米の81日間に演説45回,会合43回をもち,その間にニューヨークで野坂と会見した.席上,加藤は日本の労働運動の情勢を話し,野坂は共同戦線の必要を述べた.9月3日の帰国後,加藤は国内における人民戦線運動の中心のひとりとなった.〔参〕松井政吉ほか編《加藤勘十の事ども》1980,加藤勘十《転換期のアメリカ》1936.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。